パンケーキはブスの食べ物

あくまで可愛いのはパンケーキであってわたしではないのだ。

食べ物だけが身体をつくるわけじゃないということ

嵐への幕引き | ウサギノアラシ

 

あー、こういうときがきっと私にも来るのかなって。

今まで好きになったもの、神谷浩史とかハガレンとか薄桜鬼は自然消滅しちゃったけど

本当に愛している対象に対しては幕を下ろす時が確かに一瞬あるのだろう。

 

嵐に関してはまだわたしは美味しく食べている真っ最中で、

まだまだごちそうさまなんて言うつもりはないし

もっともっとって欲しがっている。

 

手が届きそうな「それら」が

だんだん遠い存在になっていくこと、

自分の視界に入りきらないほど大きくなっていくことほど

うけとめがたいことはない。

 

 

 

彼はいつもわたしの隣からどこかへ行ってしまいそうで

いつもここではないどこかのほうが正しいんじゃないかと

隣にいる笑顔を信じていられなかった

常に強い不安があった

固執するということと

愛するということの境目をわからないままにして

彼はいなくなった。

 

 

私はもう彼のことを思い出にした。

 

ごちそうさまと言って

美味しかったと言って

ずっと口の中に転がしていた思いを飲みこんだ

「いま」にいた彼は、「むかし」にいるようになった。

 

確かに愛しているけれど 常に考えていなくて良くなった。

気持ちを強く揺する必要もなくなった。

 

 

彼の居場所が大きすぎて

わたしの心の中には大きな穴があいたままだ。

口もさみしい。

おなかはそんなにすいていないけれど、どこか満たされていない。

何かへ常に手を伸ばしている。

何かを探している。

自分をつくる、食べ物以外のなにか。

 

何かを食べたい。

いつかの幸せの味を忘れられずにいる。