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パンケーキはブスの食べ物

あくまで可愛いのはパンケーキであってわたしではないのだ。

THE DIGITALIANにおける二宮和也について

嵐事。

発売してから早くも1週間が過ぎてしまいました。

 

嵐のアルバム『THE DIGITALIAN』

 

1.Zero-G
2.Wonderful
3.Tell me why
4.Asterisk
5.Imaging Crazy(Vocal:Satoshi Ohno)
6.GUTS !
7.Disco Star(Vocal:Masaki Aiba)
8.誰も知らない
9.TRAP
10.STAY GOLD(Vocal:Jun Matsumoto)
11.Bittersweet
12.メリークリスマス(Vocal:Kazunari Ninomiya)
13.キミの夢を見ていた
14.One Step
15.Hey Yeah!(Vocal:Sho Sakurai)
16.Hope in the darkness
17.Take Off !!!!! <BONUS TRACK>※通常盤のみ

 

DIGITALIANという造語には、デジタルとヒューマンの融合であるとか、

コンピューターやネットワークを駆使して情報をなんとしても得るファンへの皮肉であるとか、

色々な解釈がとれる。

 

アルバムを通して聴き進めていくと、テクノロジカルな何かが、どんどん人間に近づいていく。

1曲目Zero-Gから5曲目Imaging Crazyまでは、電子楽曲で打ち込みで、キラキラアイドルからは少し距離がある。

PerfumeやAAAに近い。

 

そして、6曲目の異様な人間臭さ。

弱くても勝てますの主題歌になっていたGUTS!の中に、ネットやコンピューターの影はない。

あるのは青春の迷いや友情や愛や何か幼くてもどかしい時間である。

急にDIGITALIANから距離を置く。

そして、嵐はアイドルになる。

 

7曲目DiscoStarから11曲目BitterSweetまではデジタルとヒューマンの間で揺らぎ始めていく。

融合はせず、分離していく時間。

シングル曲とソロ曲が交互に入って、その間をTRAPがつなぐ。

メッセージ性の強い「誰も知らない」、恋愛色の強い「BitterSweet」とシングル曲と急に人間色を出し始める。

命の終わる時間にも、恋が実る瞬間にも、計算式は通じない。

 

相葉ちゃんのソロも潤くんのソロも、真面目にデジタリアン。

LOVEの潤くんはビッグバンドビートみたいだったけど今回はPerfumeみたいになりましたよね。

STAYGOLDの最初がPerfumeの⊿に入っているthe best thingのようだなと感じた。

 

そして。

12曲目。

またデジタル要素どこいった?と二宮担当を震わせた二宮のソロ曲。

普段バイタリティむき出しに引っ張るよりかは周りの様子をうかがって誰かの発言や行動をハンドリングするにのちゃんが、唯一好き放題やりたい放題自分を主張できる、アルバムソロ曲。

メリークリスマスって言って相葉ちゃんの誕生日を祝うんだろうなあとか色々妄想できる。

正確で緻密なデジタルを操るのが、好きな子ができて季節さえも美しく見えてしまうような、ヘタクソな笑顔をするニンゲンなんだって、彼は訴えた。

おそらくこのアルバムの中でなかったら、それほどギャップはない曲だった、ように感じる。

前作LOVEでも前々作popcornでも、この曲があったら「ああ それっぽいな」と言われるだけだった、ということ。

「違和感を残すことで誰かの記憶に残る」という二宮くんの得意技が光る。

 

 

13曲目以降は、音にデジタル要素はあってもどんどんニンゲンになっていく。

デジタリアンを目指した嵐は、元のアイドルの姿へ帰っていく。

 

アルバムを通して二宮くんは、

二宮くんが中心になるGUTS!とソロ曲メリークリスマスは、

区切りをつける役目を果たしている。

舵取りではなく、区切り。

周りを見て、人の良いところを引きだして、場を切り替えていくヒト。

デジタルの良いところ、融合されている良いところ、ニンゲンのいいところ。

それを私たちに見せるために、「デジタリアン」とは逆の方向性をあえて示した。

 

どこまで計算なのか。

いつも計算高く行動する彼がアルバムの中で人間じみているというのが、また皮肉。

 

 

嵐はまた進む。

デジタルばかりではない、人間の力を信じている。