パンケーキはブスの食べ物

あくまで可愛いのはパンケーキであってわたしではないのだ。

親を見捨てる選択があなたにはできるか

いつだったか、実家で父親とタラタラ将来のことについて話していた。

「わたしが働く場所ってやっぱり千葉のほうがいいでしょう?」と。

 

結婚して家を出ていくことになったとしても、

結婚せずとも地元以外で働き続けていたとしても

もし急に脳梗塞になって入院したり

もし認知症になって介護が必要になったとき、

わたしは帰ってこれる距離がいい、と。

 

地元には仕事がないから、とにかく最初は「東京の会社」でスキルを付けてから

どう転んでも働けるようになっておきたい、と話した。

 

そうしたら父親、ひとこと、

「おとうさんたちほっといていいしなんとかなるんだから

 自分の好きな事を仕事にしなさい」

 

母親は「えー、こっちに近いほうがいいよぉー」と言いながら

夕飯の食器を洗っていた。

 

 

わたしには弟と妹がいる。

でも。彼らにも彼らの人生があって、

地元に落ち着くとは思えない(とくに妹)
 
 
土地もある。一戸建てもある。
 
おばあちゃんちは大きくて、母屋と離れがあって、畑があって、柿、蜜柑、桜、グミ、椿、松、竹、梅、槙、ヤツデ、モミジ、シュロ、氏神の祠、シイタケ生えてる木、あとなんか京都のどっかの寺からパクってきた(らしい)すっごい手触りのいい苔。
もうすごい、箱庭みたいになってんの。半年に一回くらい、植木屋さんが来て手入れしてる。
 
捨てられない場所、という言葉がぴったりである。
土地がある、家もある、土地の上が充実している。
その場所を捨てて両親と都内に住むなんて選択はできない。
 
でも、帰りたいとは思えない。
 
 
ずっと考えることを避けてきた話題。
親を見捨てる選択は、わたしにはできない。
でも、自分の人生を親に尽くす選択も、きっとできない。
何が正しい答えなのだろうか。