パンケーキはブスの食べ物

あくまで可愛いのはパンケーキであってわたしではないのだ。

「プレミアム」ってなんだったっけ

f:id:mameco_s2:20170224153638p:plain

今日からプレミアムフライデーが始まる。
弊社はそのビジネスの特性上、金曜午後15時退社が難しいため導入は見送られた。
せいぜい福利厚生で「プレミアムエブリデー」と名づけられた飲食店・商業施設・サービスの割引クーポンが発行された程度だった。



形容詞「プレミアム」を辞書で引くと、下記の2つの意味が出てくる。

1〈商品が〉品質がよくて高価な,高級な.
premium grapes 高級ブドウ.

2〈値段など〉割り増し付きの.
premium prices [rates] 割り増し付きの値段[料金].

premiumの意味 - 英和辞典 Weblio辞書

 

いつから「プレミアム」はこんなにサービス精神旺盛になってしまったんだろう。

 

最近はコンビニエンスストアでも手に入るし、会社に勤めていれば毎週金曜日にやってくるものになった。もっと言えば土曜の夜だってプレミアムはテレビで見られる。ちょっと昔はなかなか手が届かないようなヤツだった気がするのに、最近のプレミアムはどんどん歩み寄ってくれるようになった。いいヤツだ。

 

そしていつのまにか「高級」が、「庶民のプチ贅沢」くらいの価値になっている。

私は「真の豊かさ」「本当の贅沢」が分からない。想像上の「プレミアム」は、特権階級や王族にしかお使いになれない品物、召し上がれない料理、お遊びになることのできない場所だったのではないか。

 

たとえば、プレミアムフライデー、15時に退社して、自宅の最寄り駅で降りて、コンビニでプレミアムサラダチキンと、プレミアムモルツを買って、明るいうちにお風呂に入って、冷やしたビールを飲みながらドラえもんを見て、早く寝る。

もちろんこんな週末はすっごい幸せなんだけど、ちょっとこんなお手軽が「プレミアム」でいいの?って思う。私は「手軽にいいものを食べる」「ゆっくりやすみ」が当たり前になってほしい。そんなことにいちいち「プレミアム」なんてつけないでもできるようになってほしい。

 

小学校の頃は、「ロボットが人間の仕事を代わってくれるから、みんながオトナになったとき楽になっていろんなことができるようになるよ ドラえもんもアトムといつか一緒に暮らすことができるかもしれない 車が空を飛び 家にいながらお医者さんに診察してもらえるようになるんだよ」と教わった。そしてそれが当たり前になると。

しかし現実はどうだ。2017年になってもオトナは働き、楽になれず、人は病み、死を選び、いつまでたっても車は地を張っている。アクセルとブレーキを間違えられて人に突っ込みながら、一向に空を飛ぶ気配が無い。

 

オトナは疲れているし、休みたい。あと、全体としてなんか貧しい感じがする。

プレミアムフライデーはどこにも連れて行ってくれない。歩み寄ってくれた「プレミアム」は、中流階級に寄り添うためなのかその姿を「庶民のプチ贅沢」に変えてしまった。彼の使命は疲れたオトナを癒して、いつも食べているものを100円グレードアップさせること。

「真の豊かさ」ってなんだろう。「本当の贅沢」が欲しい。「プレミアム」って、なんだったっけ。