パンケーキはブスの食べ物

あくまで可愛いのはパンケーキであってわたしではないのだ。

今日も隣人の洗濯機は稼働している

4月から旦那も私も在宅勤務になった。

 

特に私の勤め先は、これまでリモートワークや時差出勤などがあまり導入されてこないような、おじさんたちがExcelに入力した稟議書を印刷して承認印を押してバインダー に挟み回覧し、承認済み稟議書はFAXで起案者へ戻しpdfと紙を同時に保存しておくような会社だから、まさかリモートができるようになるとは思っても見なかった。

日本国内において、COVIDに罹患する多数は30〜50代がメイン層であり、しかも男性のほうが死に至りやすいというのに、おじさんたち、全くどういうことなのだ。ビルの喫煙所はとっくに閉鎖された。*1

  

在宅になってからは特に支障もなく、仕事を進められている。

 

リビングで黙々と作業をしていると、いつも聞こえてくるメロディがあった。

ゴミ収集車でもない。トラックがバックする音でも、バスが右に曲がる音でもない。お風呂が湧くような時間ではないし、炊飯器や電子レンジのような無機質なピーピーでもないのです。

 

そして唐突に気づいたのです。

 

これは、マンションのお隣さんの、洗濯機が終わった音だ。

 

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どうやらこれはモーツァルトピアノソナタ第11番トルコ行進曲第1節のよう。

 

隣のお宅にもちゃんと暮らしがある。私にも暮らしがある。

2020年はずっとおかしい。いろんなことが変わった。

でも、新型コロナウイルスが毎日トップニュースになった世界だって、変わらず服を洗って、ご飯を作って、ゴミを捨てている。

そこに暮らしがある。思うように外出できず、どんなに天気が良くてもピクニックには行けない。それでも、洗濯物を外に干せば、半日で乾くのだ。取り込んだシャツの香りを吸い込んで、春を感じて、普段気づきもしないささやかな暮らしがそこにまだちゃんとあることに気づいて、どうしようもなく愛おしくなる。

 

これからも洗濯機が今まで通り回りますように。

そしてピーピー電子音でモーツァルトが聞こえてきますように。